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相続は自由だ!
相続のイロハで書けばよかったですが、大事なことなので章を改めて解説を。
これから、相続の手続を一つ一つ解説していきます。
その中には、法定相続分だとか、特別受益だとか、寄与分だとか、様々な考え方で相続の公平を実現する制度が紹介されます。
しかし!
忘れてならないことは、相続は自由だ!ということです。
遺言があるとか、遺留分があるとか、特別受益とか、寄与分とか・・いろいろな制度がありますが、相続人等が「全員で」「こうしようよ。そうだね!」と決まればそれでOKということです。
要は、「相続は、関係者全員で決めれば、どう決めても(ほとんど)OK」 なのです。
法定相続分にだって従う必要はありません。
「私に全部って遺言書があるけど、お前にもやるよ」「ありがとね」
ってなもんです。
いろいろな制度は、もめたときに裁判官が決めることができるように法律に書かれたルールに過ぎません。
それなので、相続人の間でもめるような場合には、互いが「裁判官ならどう決めるかな?」と予想を立てながら攻防することによって、自然と裁判官のルールに沿った形で交渉が進んで行くというだけのことです。
このホームページの解説を見て、間違っても「そうか!寄与分は主張しなければならないんだ!」なんて勘違いしないでくださいね。
もらうも、もらわないも、気持ちのままに。
想いが衝突した場合には、ルールに従って。
それが相続です。
ぜひ、それを踏まえて相続の世界を覗いてくださいね。