2009年12月

2009-12

過去のトピックス〜2009年12月

H21-12-01
判決まで12日間、最長の裁判員裁判始まる さいたま(asahi.com)

私のところでは企業再生の業務もやっていて,12日間も依頼者を放っておくわけにはいかないので,裁判員裁判を担当できそうもありません。
担当する裁判員の方もそれぞれの生活があり,大変でしょうに,ご苦労様です。
とにかく,殺人や強盗といった重大犯罪が起きない世の中であることを願います。

H21-12-01
マンション更新料「無効」求め20人が一斉提訴 京都地裁(産経新聞)

フライングぎみで始まりましたね。
最高裁判決の前にあまり頻発すると,最高裁では抑制的な判断が出そうな気も…
回収の面でいわゆる消費者金融の過払い金と違うのは,多くは返還する側もそれほど儲けてはおらず,小資本だということです。
東北ではあまり聞きませんでしたが,関東でも更新料がありますので,私も何らかの形で関わる日がくるかもしれません。
最高裁判決次第ですが,サブリースで大規模に賃貸業をしているところにはかなり影響があるかもしれませんね。
大企業の心配はしませんが,安普請のアパートを作らされるために賃貸アパート経営を勧められて始めた田舎の老夫婦が,家賃保証をするはずの会社が倒産した後にどうなるのか,ということをつい心配してしまいます。

H21-12-02
世界経済の潮流―雇用危機下の出口戦略:景気回復はいつ?どのように?―(内閣府)

じっくり読んでみることにします。

H21-12-02
機械統計速報10月分(経済産業省)

じりじりとは戻していますが,ここで息切れするわけにはいきません。
官民ともに正念場です。

H21-12-02
事業承継対策は万全ですか?(中小企業基盤整備機構)

私は先週,同じ事業承継セミナーの専門家向けを聞いてきました。
納税猶予制度が気になっていて聞きに行ったのですが,使うのには気を使う制度で,ちょっと大変だなぁと思いました。
12/9の前橋公社ビルのセミナーは経営者向けなので聞きやすいと思います。

H21-12-03
富士重、11年にもインド市場に参入-高級車市場に照準(日刊工業新聞)

誰の本に書いてあったか忘れましたが(たぶんドラッカーだったと思いますが),ある未開の地に靴を売りに行った二人のセールスマンのお話です。
二人のセールスマンが,その地にたどりつくと,そこの住民は誰も靴を履いていません。
一人のセールスマンは,本部に連絡し「だめだ,ここでは靴は売れない」と連絡して帰り,もう一人のセールスマンは,本部に連絡し「靴をあるだけ持ってきてくれ。ここならいくらでも売れる」と言った,というお話。
もちろんたとえ話でしょうが,商売人にとっては含蓄のあるお話ですよね。
インドの人にとってレガシーがステータスになるようだと,太田市民としてはうれしいです。

H21-12-9
産業界「描け成長戦略」緊急対策決定、中小「金より仕事」(Fuji sankei business i)

政府に成長戦略を求める,というのが流行っているようですが,成長の足かせになるので貴方の産業は縮小させます,と言われたらどうするんでしょうか。
成長しようと野心に燃えている分野の方は,むしろ,勝手にやるから政府が足を引っ張るようなことはしないでもらいたい,という心境のような気もします。

H21-12-10
工作機械主要8社の11月実績、受注持ち直しへ(日刊工業新聞)

設備投資は,需要そのものよりも将来の展望をどう見るかに影響を受けますので,ようやく先を見た動きが出てきたということのようです。

H21-12-16
菅vs竹中、成長戦略会議で火花 「需要か、供給か」で論戦(SankeiBiz)

ニワトリが先か,卵が先か,ですが経済・経営ではこれが大事です。
外部環境,内部資源,組織がどの過程にあるか,など様々な考慮が必要です。
もちろん,考慮は判断のためにするので,やるか,やらないか,何をやるか,を「決めること」が一番大事です。

H21-12-16
「年末年越し『雇用と生活』全国一斉緊急総合相談」を実施します(日弁連)

群馬弁護士会も窓口を開設しているようです。 どうぞご利用ください。

H21-12-21
中小企業金融円滑化法施行に伴い対応拡充/住宅金融支援機構(REport)

住宅を維持する方法は,様々です。
とにかく早めのご相談を。

H21-12-22
事業再生支援資金(日本政策金融公庫)

民事再生は申立代理人の力量が成否を左右することもありますが,弁護士もこういった諸制度を知っておく必要がありそうです。

H21-12-22
企業再建・事業承継支援資金

中小企業経営承継円滑化法を受けた融資制度でしょう。
中小企業経営承継円滑化法の申請マニュアルは,185ページありますので,是非ご覧ください(^^)

「仕事納め」

 少し早いですが,当事務所は今日で仕事納めです。



 昨年は,群馬県内の法律事務所のリンクなどを整理して貼っていましたが,今年はやめました。



 というのも,最近,債務整理を専門にすると標榜する法律事務所から相互リンクのお申し込みとかいうメールがよく来ます。



 しかも,お申し込みのメールであれば無視しようかなと思うと,既にリンクは掲載してありますが,などと書いてあり,実際にリンクされていたりします。



 そういう態度が気に入らないので,すべて相互リンクお断りと,リンクの削除を申し入れていますが,余計な面倒をかけられているので迷惑しています。



 そんなこともあったので,勝手にリンクを貼っていた私も反省し,今年はやめよう,ということになりました。



 最近では,群馬県内の法律事務所のホームページも増え,さらには法律事務所がテレビ広告をするような時代になりました。



 そのうち,法律事務所のフランチャイズや,コンビニ型事務所,訪問型事務所なんてのもできるかもしれません。いや,ほんとうに。



 サービスの種類やその情報が増え,利用者が選択しやすくなるのは良いことですが,情報量があふれてくるとかえって選べなくなってきます。



 特にホームページや広告といったものは,業者に頼めばすぐに立派なものが作れますし,模倣が簡単だからこそ,公告競争というのはいつでも過熱しやすいものです。



 今後は,法律事務所を利用する消費者の側にも注意が必要な時代になってくるかもしれません。悲しいことですが。



 さて,私の事務所の話をします。



 来年から,当事務所では,事業再生・事業承継,相続,不動産の三分野に力を入れることにしました。



 中核となるのは事業再生ですが,事業再生には不動産のノウハウが必須です。



 また,事業をされていたり,不動産をお持ちの方には,必ず相続の問題がつきまといます。



 これらの分野は私の好きな分野で,これまでも案件ごとに勉強を続けてきました。



 そのため,来年からは他の分野を多少絞り込んで,これらの三分野に注力することにしました。



 それに伴って,徐々にホームページも変化していきますので,こまめにご覧頂いている方は,お楽しみに。



 今年もいろいろな方と出会い,また,大変お世話になりました。



 これからも,弁護士という資格や“みてくれ”にたがわないよう,しっかり研鑽を積んで業務に邁進しますので,来年もよろしくお願いいたします。

(さらに…)

「今年の総括を徐々に」

 かかってくる電話も減り,今年のうちにできることも数少なくなり,なんとなく年末モードに近づきつつあります。



 今年の目標は,事務所では「業務改善と研修充実」で,個人的には「風邪をひかない」でした。



 業務改善の点では,法律相談の予約枠をあらかじめ設けてそれをHPに公開することにより,相談者が予約しやすくするとともに,弁護士が事務所にいなくても新規の法律相談を受付けできるよう工夫しました。



 また,事件の進捗管理をサーバー上で共有することでスタッフ全員がお互いの作業状況を知ることができるようにして,依頼者からの問い合わせに対応したり,予め次の作業内容を知ることができるようにしました。



 さらに,実費預り金の制度を根本から改めて,債務整理事案の場合には実費をお預かりすることなく処理できるようになりましたし,煩雑な実費処理の手間も大幅に改善されました。



 債務整理の関連では,提訴段階では証拠を提出するのをやめて,書証作りと証拠説明書作りを省けるケースも増えました。



 備品では,封筒を予めのりづけされたものに切り替えてのりをはる手間を省き,同封する事務所あての封筒も予め印字されたものを購入するようにしました。



 こういった簡略化と情報共有の努力のほかにも,処理の正確性を増すために, たとえば,ファックスの送付結果を自動出力するようにして,送信結果を保存する扱いなどを始めました。



 また,裁判期日の処理経過を記載する管理票を新しくし,記録に綴るようにしています。



 業務改善の目的は,処理の正確性と効率性を両立しながら,より多くの時間を,充実した打ち合わせやより良い判断のために費やして,利用者の利益と利便性を向上させることです。



 来年も引き続きこれを継続して行く予定で,今は,スケジュールの電子化を進めています。



 研修充実の点では,当初事務員向けに私が講義をしようとして何度かやりましたが,忙しさにかまけて続かず,その後そのままになってしまいました。



 来年は,法律事務職員能力認定制度のテキストなどを使って再出発する予定です。



 また,今年からは事務職員も増えたので,担当する事件をおおまかな分野ごとに分けて,業務分野を絞って習熟してもらうようにしました。今後もこの方向性で事務職員に習熟してもらい,必要があれば増員するつもりです。



 来年はさらに研修に力を入れて,スタッフ養成のノウハウを蓄積していきたいと思っています。



 個人的な目標は,「風邪をひかない」でした。



 これはわりあいと実現し,昨年に比べて格段に風邪をひかなくなりました。



 ただ,風邪をひかないために,「疲れるような運動はしない」というなまけた方法をとったため,身体がなまってしまい体重も増えました。



 来年の目標は,「しまった身体を取り戻す」(ダイエット?)になりそうです。



 今年もあと少しですので,しまっていきましょう。

(さらに…)

「年末へ」

 10月頭からHP経由の受任を控えて,研修やら上海やらに時間を使っていましたが,本日から通常のホームページに戻します。



 昨日のブログの続きを少し。



 私が「問題の解決」とか「振り返る」とか書いているときには,労働法規制や政府支援などの公的セクターの話はあまり念頭に置いていません。



 そういったものはそちらの分野の方に任せるとして,私はこれからを生きる学生や従業員(自分も含めて)に向けて書いているつもりです。



 今後将来,日本が60年代や70年代のような高度成長をすることは,少なくとも私が生きている間にはありえません。



 低成長で人口が減少していく社会において,経済のボリュームを高め,豊かな生活・自己実現(あまり好きな言葉ではありませんが。)を図るには,高い付加価値を生む業務に従事する必要があります。



 高い付加価値を生む業務は既存の分野・業界にも,まだ見ぬ分野にもあるとは思いますが,一人の従業員を新卒から定年まで抱えきることができる企業も少なくなるでしょうし,また,ひとつの企業で能力を発揮し続ける環境にあり続けることも難しいでしょうから,大事なのは,付加価値を生む会社に入ることではなく,会社に入った後に付加価値を生む人にならなければなりません。



 付加価値というと難しく感じますが,より他人に奉仕できる仕事,と考えればよく,あらゆる商売・職人の基本と同じことです。



 知恵を働かせて,より多くの他人に,より良い奉仕をすること。



 大事なのは知恵です。それも思いつきの知恵ではなく,長年鍛えて,ぎりぎりと考えつめたあとに出てくるような知恵。



 そうすると,学生・従業員は,会社に入った後に(会社を移った後でも)付加価値を生むための知恵を働かせなくてはならず,知恵の前提にはどうしても知識が必要です。



 学生のうちに社会の知識を得るには,専門分野の勉強をするしかありません。すでに社会に出た後でも,常に勉強をすることが求められます。



 勉強をした証明として資格取得が重要になってくるのもそのためです。要は,自分が付加価値を生める人間かどうか,常に証明を求められているといっても過言ではありません。



 なんだかやっぱり厳しい話になってしまいましたが,知識を得て,知恵を働かせて,より多くの人に,より良い奉仕をすること。そうすれば自ずと未来はある。



 そう考えれば,少しは明るい気分になりませんか?



 活躍の場は誰も用意してくれませんが,知恵を働かせれば,いくらでもあるはず。

(さらに…)